多くの方はカメラとセットになった標準ズームレンズを持っていると思います。
標準ズームレンズには、レンズを使いこなすための重要なエッセンスがすべて含まれていると言っても過言ではありません!
まずは難しいことを考えずに広く写る側(広角)とアップで写る側(望遠)の2つを使って表現の違いを実感してみましょう!
広角と望遠で背景の写り方がまったく違います。
普通の人のズームレンズに対するイメージは広く写る(広角)、大きく写る(望遠)というものだと思いますがそれだけでは正しい理解ではありません!
大事なのは主題のサイズと背景のサイズの2つを考える事です。
初心者は主題のサイズばかりに気を取られてしまいますが大事なのは背景に写る範囲です。広角側では背景は広くなり、望遠側では狭くなります。言われてみれば当たり前ですが、これがレンズの使いこなし技術向上の大きなポイントなのです。
広角側ではたくさんの背景の情報が写真に写り込みます。背景の要素も小さく写るため、ゴチャゴチャした印象になります
望遠側では背景の写る範囲が狭くなりますが、背景の要素は大きく写り存在感が増しています。情報量は減るけれど主題が目立ちスッキリした印象がもてます!
なんとなくズームをするのではなく、広角と望遠の特徴を意識してどちらを使うかを効果的に選びましょう!