前回のブログに続き、「親指AF」について見ていきましょう。
シャッターボタン半押しのAF動作は手軽に使える反面、シャッター操作のたびにAFが作動してしまったり、半押しを維持するのが大変です。
そこで、AF開始機能を半押しではなく、他のボタンに割り当てるのが親指AFです。
AF開始を独立したボタンにすることでシャッターボタンとAFの機能を分離し、フォーカスロックやAF-Cとの相性が良くなり機動的なAF操作が可能になります。
慣れるまで少し練習が必要ですが使えるようになると非常に便利です。
①背面ボタンでAF動作
EOSには、アスタリスクのマークの付いたボタンが背面にあります、設定変更によって、このボタンをAFボタンにすることが出来ます。
AF開始ボタンを一度押してピントを合わせれば、次に押すまでピントが位置が固定されるので同じ被写体を構図を調整しながら撮るときに便利です。
ボタンを押し続けやすいので、AF-Cの撮影でも有効です。
②シャッター半押しでAF動作
シャッターボタンを押し込んで離すたびにピント位置がリセットされるため、同じ被写体を撮る場合でもその都度ピントを合わせ直す必要がある他、微妙な力具合で半起きを維持するのが大変だったりします。
一部の上級機を除いて、初期設定でAF開始ボタンは割り当てられていないため、グリップ時に親指で押しやすいカスタムボタンをAF開始ボタンに割り当てましょう。
シャッターボタンを半押し時のAF動作を切っておくことも忘れずに。
構図を調整するたびにAFを合わせなおさなくて良いので、スムーズにバリエーション撮影ができます!