前回のブログに続き、少し難しい原理の話をしてしまいましたが、実際にボケを写真に活かすにはどのように考えれば良いのでしょうか。
オススメはボケ表現を写真の中の情報量のコントロールに使うことです。
自分が見せたいものだけ表現したいなら主題の前後の被写体はボカして情報量を下げると良いですし、
またボカした部分を主題の前に挟むことで心理的な距離感の演出にも使えます。
街角に咲く花を周囲の状況と絡めて撮影しました、背景をボカすことで主役の花が際立ち、適度なボケから街の様子も伝わってきます。
主役の手前に柔らかなボケを挟むことで、近すぎず遠すぎずの距離感を作りましたボケのあり、なしだけでなくボケ具合でも距離の感じ方が変わってきます
くっきりと見えないことで、距離を表すことができるのです!