F値や撮影距離のコントロールで写真のボケをある程度制御できるようになったらぜひ挑戦してみたいのが「玉ボケ表現」です。
被写体の背景がただぼけているだけでなく、
宝石を散りばめたようなキラキラしたまん丸のボケをアクセントにする表現ですね。これができると一気に上級者のようになりますが、狙って撮るのはとても簡単なんです!!
そもそも玉ボケがなぜ丸くなるのか?それはレンズの絞りの形状が丸いからです。玉ボケのサイズや形は絞りの形状を反映するのです。最近のほとんどのレンズの絞りは「円形絞り」といって、開放絞り時には円形になりますが、絞るにつれて7角形や9角形になっていきます。
それにより、玉ボケも絞るのにつれて小さく、角ばっていくという事を覚えておきましょう!
開放F値がF4のレンズで撮影しました。開放絞りでは綺麗な丸い玉ボケが出現しています。F4からF8に絞ると玉ボケのサイズは約半分になり、しぼると円形が崩れて角ばった形状になります。
さらに絞ると玉ボケはより小さくなり、絞りの形状が反映されて7角形になっています。
さぁ、一緒に玉ボケを画面に添えて写真を華やかにしていきましょう!