ただアップで撮るだけではもったいない望遠の作画効果!
写真初心者にとって望遠レンズは憧れのレンズの1つでしょう。見た目にインパクトのある大きなレンズは何か特別なものであることを感じさせます。でも、望遠レンズを遠くの被写体をアップで撮れるレンズとだけ考えているとなかなか上達しづらいという落とし穴も。
望遠レンズならではの作画的な効果を知って使いこなしていきましょう!
狭い画角に要素を閉じ込めるよう写せる!
犬が大きく写っているだけでなく背景がギュッと詰まっていることにも注目!
望遠では背景の凝縮感を意識することが重要なポイントになります。
望遠レンズってどういうレンズ?
望遠レンズを上手に使いこなす上でもっとも大事な考え方は「狭い範囲を写すレンズである」ということです。遠くを撮れる、大きく撮れるというのは副次的な効果であり「狭い範囲」というのが大事なのです。広角レンズにならって、望遠ではなく「狭角レンズ」だとイメージしても良いでしょう。狭い角度(画角)の情報を1枚の写真に展開するから遠くのものが大きく見えるのです。画角が狭いほど写る範囲が限られるので望遠効果が効いてきて、焦点距離が400mm以上になると超望遠と呼ばれます。
(50mm~400mmにつれ狭くなっていくイメージ)
50mm標準
100mm中望遠
200mm望遠
400mm超望遠
遠くのものを大きく写せるだけではない、望遠レンズの魅力に迫って見ましょう!